三重県伊勢市の老舗和菓子メーカー「赤福」の関連会社が製造した指定暴力団の代紋入りの焼酎瓶を示し、赤福から金銭を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の罪に問われた同市の無職中川久朗被告(68)に、津地裁(浜口紗織裁判官)は9日、懲役1年の判決を言い渡した。求刑は懲役1年6月。
起訴状などによると、中川被告は関連の酒造会社が製造、販売した代紋入りの瓶を入手。昨年12月、赤福の執行役員に示して「買ってくれないか」などと言い、赤福や親会社の浜田総業(伊勢市)から金銭を脅し取ろうとしたとしている。
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